横浜カカオクラブ

横浜カカオクラブ

スコッチをくれないか。

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第4話

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第4話 密入島

 

山崎と恭平は小太りの中年刑事に連れられ、島の小さな港でボートから降りると、入島手続きを済ませた。

山崎と刑事はスーツ姿で、恭平はいつもの黒いジャージで来ていた。

 

手続きの時に入島証を渡され、それを常に首にかけておくように支持された。

 

山崎は高台に登ると海の方を振り返った。潮風が少し強く、海は綺麗だった。
大きく息を吸い込むと、自分はここで産まれたのだ、と思った。

 

刑事 「山崎さん、こっちです」

声をかけられ、山崎は戻っていった。

 

島の周りは田舎の島、という印象だが、中心部に近づくにつれすれ違う人が多くなっていった。

 

繁華街に出ると一昔前のような看板が並び、街並みは寂れて見えるのに、人が多く、活気は感じるような違和感を覚えた。

もう少し日が落ちれば、水商売や風俗店のネオンに明かりが灯るのだろう。

 

ホームレスのような男が道のすみでうずくまっているのも見える。

 

かと思えば、こんなところに、と思えるような高級車が横切った。

 

汚い立ち飲み屋が並び、昼間から飲んでる人が大勢いる。競馬の中継が流れ、レースの結果に合わせ大きな声が上がった。

 

通りを挟み反対側には高そうなスーツを来た男が、水商売の女性らしき女を連れて歩いていた。

 

恭平 「ずいぶん羽振りの良さそうな人もいますね」

刑事 「生活保護者だけじゃないんですよ。ここで商売している人間もいるわけですから。国営と言っても公務員が実際に働いているわけじゃない。現実は国からの外部委託です。民間からしたら、お金を使ってくれる人達がいるんですからなんとしてもここで商売をする権利がほしいんですよ。そうすると当然政治家との癒着が発生する」

 

ちょうど、3人は議員バッチをつけた女連れの男とすれ違った。

 

刑事 「しかも、マスコミは入島できない。通報する人間なんていないですし、賭博も全て黙認です」

山崎 「治安はどうやって維持してるんですか?」

 

刑事 「ヤクザがいるんですよ。ここで村長をやってる人間が警備会社をやっているんです。要するにみかじめ料を取ってるんです。生活保護をもらってる人間が会社を経営してるなんておかしな話ですがね。抜け道はいくらでもあるみたいです。」

 

恭平 「刑事さんは動かないんですか?」

刑事 「それは行政の仕事ですからね、それにここは私の管轄ではありません」

 

3人は繁華街をぐるっと見て回った。
特に誰も声をかけてくる様子はなく、大きなトラブルは起きなかった。

 

刑事 「どうですか、私は念能力というものがよくわかりません。
例のサイトには簡単な暗号を解くと数字がいくつか出てきまして、それを緯度と経度とした時にここの島が当てはまるというだけなんです。本物だと思いますか?」

 

山崎 「さっき話に出た、村長がやってる警備会社ってのを調べたほうがいいな」

恭平 「村長だからなにか知ってるってことですか?」

 

山崎 「いや、ここがもし、念能力者を産出している場所なんだとしたら、念能力を使った事件が多発しているはずなんだ。トラブルを防ぐ警備会社側も念能力を持ってる可能性が高い。それに、ここに念能力を会得したくて来た人間は、正規ルートでは入ってきていないはずだ。そもそもここは一般人は入島禁止の地域だからな。

つまり、密入島を手引きしている人間がいる。もし、密入島の取り締まりをその警備会社が請け負っているなら、その警備会社が黒だ」

 

恭平 「密入島の取り締まりを警備会社がしている。覚醒者は追い返さず、こっそり受け入れている。警備会社内部は当然念能力者がいる。っていうことですか?」

 

山崎 「そうゆうことだな。刑事さん、まず密入島の取り締まりはどこがしているのか調べてもらえますか?」

 

刑事 「わかりました」

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 気になった方はリツイートはてなブックマークを宜しくお願い致します!

 

前の記事

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第3話 - 横浜カカオクラブ

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第3話

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第3話 ヘブン

 

生活保護者特別地区』通称、ヘブン。
40年前、生活保護者に関する法律が大幅に変更された。
否定的な世論の多い生活保護法案、時の与党は、『限定的な地域で保護する』ことを決定した。

当然、生活保護受給者から「自由を奪うな!」などの意見は出たが、政府の見解は、「保護はする。だが、日本全国どこにいてもお金を手渡しに行くのは、管理上不効率である。よって保護の場所、施設はこちらが用意するので、そちらで保護を受けるように」

というものだった。

結果できたのが、無人島に作られた保護地区である。
生活保護受給者の審査を通ったものはここに住所をおくことが条件となる。
ワンルームのマンションが大量に並んでおり、住民はそこで暮らす。
生活保護給付金は電子マネーにより半月に一回、給付され、管理される。
貯金をすることは許されていないため、使い切らなくてはならない。

街には場外馬券場、パチンコ店、風俗店などもあり、全て国営で行われている。
住人は働く必要はない。

ただお金を受け取り、消費するのみである。

二週間に一回、住人は健康診断という名目で、200mlの献血を義務付けられている。
年間2400mlである。

それは一般的に推奨される献血量の約倍である。

名目は健康診断だが、実際は血液を税金の代わりに回収している。

当然、その程度で管理費を回収ことは不可能であるが、給付された生活保護費は基本的に国営の施設で消費されることと、全国に点在していた生活保護の管理機関がまとまったことで、従来と比べ大幅に経費は削減された。

国民は皮肉を込めてこの島をヘブン(天国)と呼んだ。

 

ヘブンの住人は基本的に子供を作ることを許されていない。
そもそも子供を育てる財力を有していないことが、生活保護費受給の条件となっているからだ。

しかし、去勢手術などは虐待とされるため強要できず、あくまで注意勧告と、子供ができた場合に給付金の減額などのペナルティに止まる。

できてしまった子供は実親が育てることができないため、里子に出される。
その場合、基本的な生活費は里親が負担するが、学校教育費、予備校費などは国から融資され、上質な教育を受ける。

国はヘブンで子供を設けることを許していないが、結果的にできてしまった子供は納税者となるため優秀に育てるのだ。

 

その時受けた、多額の学費融資は生涯を通して返済義務があるが、国立の国防大学に進学することで免除される。
6年制の大学の推薦枠が生活保護受給者の子供には与えられている。

ここに進学すれば、それまでの学費融資の返済義務だけでなく、この大学自体の学費も免除される。

 

こう言えば聞こえはいいが、実際は6年に及ぶ無償の兵役である。

国はこれにより、これまでの学費融資を回収している。
防大学は偏差値も高く、就職にも非常に強い。優秀な納税者になってくれる仕組みを作っている。

 

 

山崎陣の産まれ故郷はヘブンだった。

 

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

記憶はない。産まれただけだけら。
いつからだったか覚えてないが、自分がそうゆうところで産まれた子供なんだってことは知っていた。

特にいじめられたことはなかったし、勉強もできた。

 

ただ、なんのために産まれてきたのかがわからなかった。

 

育ての親は優しくしてくれたし、不自由のない生活をさせてもらえたと思ってる。
ただ、いつも周りは感情の薄い俺を心配していた。

 

不自由はなかったはずなのに、なぜか何も持っていないような、虚無感。孤独。

不満はなかった。不安もなかった。ただどこか、終わりを探していた。

いつの間にか始まったものはどうやったら終わるんだろうって。

大人になって、仕事に触れて、責任や、使命を感じて初めて、遅れてきた感情が体温のように存在感を出し始めた。

 

ただ、たまに子供の頃を思い出す。自分はどこから来たのだろう、と。
ぐるぐると考え、そこに行けばなにか変わるんじゃないかって思っていたことを。

 

ただそれは無理みたいだから、諦めていたら、いつの間にかそんなことすら忘れかけていた。

それは大人になったことなんだってことにして、ごまかしてきたことだった。

 

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 

生活保護受給者は罪人ではない。つまり囚人ではない。つまり、拘束することができない。

いくら島に住所を置くといっても、閉じ込めることは法律が許さない。
つまり住人は2日に一回の船で島を自由に出入りすることができる。

ただ、実際にこれをするものはほとんどいない。
する意味がないからだ。

 

国は人がこの島から出ることを禁止することはできないが、入ることを禁止することはできる。

それは、国の所有の敷地ということで立ち入り禁止にすればいいだけだからだ。

 

国はトラブル回避のため、生活保護者として認定されたもの以外の島への上陸を禁止している。

 

山崎は一生、自分が産まれた島に上陸することはないと思っていた。

 

それが今回、警察の捜査協力という形で叶うことになった。

 

複雑な気持ちだった。これで人生が変わると思うほど、山崎の精神は未熟ではなく、充分に成熟していた。

 

ただほんの少し、一人で泣く、幼い頃の自分を思い出した。

 

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 気になった方はリツイートはてなブックマークを宜しくお願い致します!

 

次の記事

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第4話 - 横浜カカオクラブ

 

前の記事
暇だからハンター✖️ハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第2話 - 横浜カカオクラブ

 

 

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第2話

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第2話 テキスト

 

湯座は灰皿に煙草をぎゅっと押し付けた。

 

湯座 「俺の見立てではな、ドラゴンノートに念を込めた人間と、今回のテキストを作った人間は別の無関係の人間だ。そしてこの際、ドラゴンノートは特に問題じゃない、今更どうこうもできないし、ただの愉快犯と思っている」

 

山崎は黙って聞く、2本目の煙草に火をつけた。

 

湯座 「テキストに関しては、できれば本物であって欲しくない。凶悪な念能力者が出てくるのは困るんでな」

 

山崎 「どちらにしても、正義の味方じゃあるまいし、無関係の俺たちが動くのも変な話だ。ただ、、、」

 

湯座 「そうゆうことだ。マークが気になる」

 

霧生彰人のサイコパスな魅力に惹かれる人間が一部いる。霧生が死んだすぐ後に霧生の事件を真似た猟奇殺人は数件起きていた。

ネット上では10年経っても、根強い人気があるのは確かだ。

 

山崎 「霧生の亡霊に、付きまとわれてるみたいだ」

 

湯座はあっはっはと笑った。

 

湯座 「霧生の関係者でなければいいがな。動くつもりはあるか?
警察から捜査協力を頼まれてるんだが、俺は断っちまった」

山崎 「テキストを探すところから、ってことか?」

湯座 「そうゆうことになるな。警察は念に関して素人だからな、サポートしてほしいってスタンスだ。来週にはテキスト探しに行くみたいだから、同行してほしいそうだ。あくまで探すのは警察だから、迷惑はかけないと。」

山崎 「いやな感じだな。場所は?」

湯座 「ヘブンだ」

 

山崎は煙草を咥えたまま湯座の方を見た。
驚いた、という表情が湯座から見て取れた。

湯座 「よく考えてみるんだな」

 

湯座はあっはっはと笑った。

 

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

山崎と湯座は並んで外へ出た。
二人は身長は同じくらいだが、山崎の方が細身で高く見える。
境内でちょうど自転車を止めていた恭平が見えた。
恭平は軽く会釈をして、二人の元へ来た。

 

恭平 「あの、山崎さんですよね?」

一瞬、山崎は制服の襟から見える恭平の火傷に目をやる。

山崎 「俺のこと、覚えてるのか?」

恭平 「いえ、覚えていないんですが、湯座さんから話は聞いていたので、、」

山崎は湯座の方を振り返る、湯座の笑顔が見える。

恭平 「テキスト、探しにいくんですか?」

 

山崎は少し驚く。

 

湯座 「恭平は全部知ってるよ。もし行くならこいつ連れて行ってやってくれ。霧生が関係しているなら行きたいってよ」

山崎 「悪いが、足手まといは連れて行けない」

 

恭平は不安と悔しさが混ざったような顔をした。

 

湯座 「警察にアドバイスするだけだから戦闘が前提ではないぞ。
それとな、恭平は強いぞ」

 

山崎は恭平の顔をまじまじと見た。

 

山崎 「自分の身は、自分で守れよ」

 

恭平は静かに頷いた。

湯座はあっはっはと笑った。

 

湯座 「山崎、預かってたもんは裏の倉にある」

 

山崎は倉からビジネスバッグは取り出すと、紅禅寺を後にした。
山崎と恭平は翌週、ヘブンへ向かうこととなる。

 

おそらく行き先がヘブンでなければ、山崎は捜査協力を引き受けなかっただろう。

 

 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 気になった方はリツイートはてなブックマークを宜しくお願い致します!

 

次の記事 
暇だからハンター✖️ハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第3話 - 横浜カカオクラブ

 

前の記事
暇だからハンター✖️ハンターの2次創作小説でも書こうと思う。第1話 - 横浜カカオクラブ

 

 

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第1話

暇だからハンターハンターの二次創作小説でも書こうと思う。第1話 ハートのマーク 

 

風が吹いた、乾いた風だ。
早朝の空は青く、数える程度の雲が低い位置を泳いでいた。
色づいていた葉は水分を失い、少しの風に大きく煽られ、カサカサと音を立て、散っていった。

 

紅禅寺の境内はとても静かで、隣の墓場に訪れた老人の水を汲む音だけが聞こえていた。線香の香りが、鼻先に触れた。

 

18歳の青年、伊達恭平は黒のタイトなジャージ姿で、精神統一を行っていた。
目を閉じ、呼吸を整え、構える。空手の型だが、ゆっくりと、指先まで神経を尖らせる。
太極拳のようにも見えるスローな動き。
軸がブレないのは体幹が鍛えられているからだろう。
身体は細身で165センチの身長は決して大きい方ではない。
しかしよく鍛え上げられている。
ジャージの襟から、火傷の跡が残った首が見え隠れする。
火傷は長袖のジャージで隠れているが右腕の手のひらまで続いている。
伊達恭平の額にはじわりと汗が滲んでいた。

 

寺の建物から一人の大男がのそりと出てきた。短く刈り上げた坊主頭に、無精髭を蓄えた住職だ。作務衣姿ににぎりめしを頬張りながら。
湯座崇晶。今年で46歳になる。
185センチに90キロはある。腹は出ていないが、筋肉質でがっちりとしている。

 

「飯、食ったのか?」湯座崇晶は伊達恭平に尋ねた。

「いえ、まだ、、」伊達恭平は答えた。

「持ってけ、学校始まるぞ」

 

湯座崇晶は伊達恭平ににぎりめしを持たせた。伊達恭平は礼をいうと、自転車に乗り、学校へ向かった。

 

通学路、河原脇を自転車で走る。買ったばかりのマウンテンバイクがキラリと光る。
土手で学生の声が聞こえた。

 

「喧嘩か、、?」

 

恭平が目をやると、5人の男が一人を囲んでいた。

 

(イジメか、趣味が悪いな)

 

恭平はそのまま立ち去ろうとしたが、様子が変だった。
5人の方がうずくまったり、怪我をしている。
一人の男が、5人のリーダー格を血だらけにしていた。
しかも、明らかに5人の方が、運動部に所属しているようながっちりとした大男だ。

 

確かあの5人、ボクシング部かなんかで見た気がするぞ?
恭平は思った。

 

一方、一人で5人を相手にしているのは、ひょろひょろのメガネをかけたオタクっぽい学生だった。拳の握り方も、パンチの打ち方もめちゃくちゃだったが、当たるたびに鈍く重い打撃音が響き、血が飛び散った。
止めようとする他の4人はその度に殴り返され、膝をついていた。

 

あれは、、、

 

恭平が目をこらすと、オタクの学生の身体の周りに、力強いオーラのうねりが見えた。
恭平は走り寄り、止めに入る。

 

殴られている学生はひどい腫れと出血で顔面の原型がわからなくなっていた。意識ももうない。

 

「よせ!死ぬぞ!」

 

恭平はオタクの肩をつかんだ。

 

「止めるな!」

 

長く伸びた髪をなびかせて振り返ったそのオタクの目は血走っていた。
振り向きざまにそのまま恭平の頬を殴りつけた。

 

恭平の首はビクともしなかった。ガチンッと音がなって、拳は頬で止まった。
オタクは目を見開いた。

 

「その力は、正しく鍛えないと使えないんだよ」恭平は言った。

 

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 

紅禅寺にて、湯座崇晶を一人の男が尋ねていた。
スーツを着た長身の男が、畳の上であぐらをかいて座っていた。
湯座は男の前と自分の前に湯呑みを置いた。

 

「久しぶりだな」

無愛想な低い声が響いた。
黒いスーツの男は山崎陣という。37歳だ。

 

「寿司でもとるか、出所祝いだな」
湯座はあっはっはと笑った。

 

「寿司はいらない、煙草はあるかい?」

 

湯座は金のマルボロを取り出し、仏壇の横にあった線香をあげる用のチャッカマンと一緒に山崎に渡した。
山崎は煙草に火をつけ煙を吸い込んだ。
続けて湯座も山崎の前の煙草とチャッカマンを手に取り、火をつけた。

 

「あの時の子供はどうしてる?」山崎は訊いた。

「恭平か。元気にしてるよ。今朝も来ていた。兄弟弟子だな」湯座は答えた。

「傷は完治してるのか?」

「後遺症はない。跡は残っちまったがな」

 

山崎の咥えた煙草が、ぼうっと赤く燃えた。

 

「念能力者がな、増えてきている」湯座が言う。

 

山崎の煙草を持った手が、灰皿の上で止まった。

 

湯座は続ける。
「使いこなしてるやつは少ないんだがな、恭平も何人か見かけているらしい。覚醒だけしてるやつらがちょいちょいいる」

 

 

念能力というものが存在する。
いわゆる身体から出るオーラを使いこなす超能力者のことである。
オーラとは身体から溢れ出る生命エネルギーのことである。
なので全ての人に存在し、動物や虫にも存在している。
オーラは全ての人に存在しているが、通常はオーラが出る穴『精孔』が閉じたままになっているため、身体から出るオーラは微弱で垂れ流しになっている。
この『精孔』を開いた状態にすることで念能力は覚醒する。
覚醒すれば、目の精孔も開いているため、オーラを見ることもできる。

精孔を開くには座禅や瞑想により、オーラの流れを体感しながら時間をかけて開くことが必要であり、これが一般的な方法とされている。

使いこなすには覚醒だけではなく、鍛錬が必要になるが、世の中には本人の自覚なく覚醒し念能力を使い、才能を発揮する人間も多くいる。
そういった人間はある分野で突出した才能を発揮している。
決して戦闘のみを対象にした能力ではない。
念能力は悪用される危険性があるため、存在自体が秘匿とされている。

 

山崎 「ドラゴンノートか、、、」

湯座 「10年以上経って、結果が出てきちまったな」

 

ドラゴンノート
12年前、発売されたRPGゲームである。無名の小さなゲーム制作会社が作成したが、なぜか多額の広告費が費やされた。テレビCMが功を奏し大ヒット。しかし、ゲームの後半に登場する背景の赤い満月を見た複数の子供が体調不良を訴え製造中止、自主回収にいたった。
同じゲームをプレイした子供の大多数はなんの症状も出なかったが、一部の子供は頭痛、めまい、嘔吐、発熱を訴えた。
その数は確認できただけで2000人(実際はその数倍と予測されている)。2人の死者を出した。
ゲームソフトから微量のオーラを感じたため、念能力者の間では有名なゲーム。
この時体調不良を起こした子供が、その後なにかをきっかけに念能力を覚醒させるケースが確認されている。
制作会社はすでに倒産。製造過程のどの段階で念が込められたかわからないため、能力者も不明のままである。

 

山崎 「目的はなんだったんだろうな」

湯座 「そんなもんは考えるだけ無駄よ、あってないようなもんだろ。念能力は秘匿事項だが、世の中には広めたいって変わりもんもいる。もちろん力づくで止められるがな。おそらく、ドラゴンノートに念を込めたやつも消されてるんじゃないか」

山崎 「覚醒だけならそこまで問題はないだろ、放っておけばいい」

湯座 「二つ答えよう。覚醒だけの問題じゃないかもしれない。そして、放っておくわけにもいかない」

山崎 「どうゆうことだ?」

湯座 「念能力の解説や、習得方法の電脳ネットのサイトは見たことあるか?」

 

念能力は秘匿事項である。しかし、実際は噂話や都市伝説レベルでの認知はある。
それは催眠術や、メンタリズム、呪い、や呪術、予言と同じように世間には認知されており、詳しく解説する人はいない。知名度もその中では群を抜いて低い。
ネットでも検索することができ、メディアに取り上げられたこともあるが、内容はデマばかりでり、念能力者を語る偽物もいる。

 

山崎 「偽物しかないだろ?」

湯座 「一つ、気になるサイトがあるんだ、念を解説してるわけじゃないんだがな」

湯座は奥からノートパソコンを持ってきた。開くとあるページを山崎に見せた。

湯座 「先日捕まった強盗殺人の犯人が拘置所で自殺した。そいつは覚醒だけではなく、念を使いこなしていた。そいつは自宅のパソコンでこのサイトに頻繁にアクセスしてたようだ。このサイト、念の解説をしたテキストのありかを示してるんだ。」

山崎 「仮にそれが本物だとしても、それは警察かハンター協会の仕事だろ」

湯座 「このマークを見てもか?」

湯座はサイトの端にあるマークを指差した。そこにはハートを形取った笑顔のマークがあった。山崎の表情が変わった。山崎はこのマークに見覚えがある。
10年前、世間を賑わせた連続猟奇的殺人事件の犯人、霧生彰人(当時55歳)が殺害現場に必ず残すマークだった。霧生彰人のシンボルマークとして当時週刊誌に頻繁に登場した。
霧生彰人の殺人は、いつも誰かに見せつけるように死体が解体されていた。第一発見者は決まって一番絶望する被害者の家族だった。
霧生彰人は愛を分けているのだと主張した。
山崎はこの男を知っている。


10年前、山崎はこの男を殺した。

 

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 

 気になった方はリツイートはてなブックマークを宜しくお願い致します!

 

暇だからハンター✖️ハンターの2次創作小説でも書こうと思う。第2話 - 横浜カカオクラブ

パスタの乳化のやり方

どーも、趣味は乳化のDJココアです。

ツイッターこちら→横浜カカオクラブ (@yokohamakakao) | Twitter

ほら、これって乳化ってよくわからないという方の為に立ち上げたブログじゃないですか。←違う。

 

はい、トマトクリームのパスタ作りますよー。乳化だけ解説してもマニアックだからねー。

 

f:id:yokohamakakao:20170614010455j:plain

 

ガーリックに火を通す

多めのオリーブオイルでガーリックを炒めます。スライスでもみじん切りでも好みの感じでいいと思います。弱火でじっくりやってください。焦がしちゃダメね。

f:id:yokohamakakao:20170614010956j:plain

トマトクリームソース作り

・パスタを茹でる
・ガーリックにホールトマトを加える
・カツオ出汁を入れる
・牛乳を加える
・バジル、チーズ、塩を加える
・ソーセージを入れる

 

詳しく説明。

パスタを茹でている間にソースを作ります。僕はいつも7分のパスタを茹で上がる2分前にあげるので5分でソースを作ります。

 

塩を加えた水が沸騰したらパスタを一つかみ、入れましょう。つかんだ時にペットボトルの口くらいの太さが一人前です。

 

ガーリックが焦げる前にホールトマトを入れます。400g入りの缶詰を半分入れたから、、200gですね。一人分大体それくらい。

 

ガーリックが油に浸かっている間は焦げていきますが、水分の多いホールトマトを入れればとりあえず焦げません。『炒めてる』状態から『煮てる』状態になるのでね。

 

そこに粉末のカツオ出汁を6g入れます。入れなくてもいいです。隠し味なので。

 

牛乳、または生クリームを鍋に一周入れて、塩をひとつまみ加えます。

 

バジルを一振り、パルメザンチーズ(もこみち風に言うとパルミジャーノチーズ)を一振り入れます。

 

スライスしたソーセージを加えて少し煮ます。

f:id:yokohamakakao:20170614012748j:plain

 

パスタを加える

・ほうれん草を入れる
・パスタをからめる
・味を整える

詳しく説明。

パスタの茹で上がる2分前にパスタをお湯からあげます。ソースにパスタを加えるのですが、寸前にほうれん草を入れましょう。葉物は火がすぐ通るので寸前に入れます。

 

パスタを入れたら、火加減に気をつけましょう。弱火から中火くらいです。よくパスタをソースに移したら火を止めろ!と言いますが、止めなくても大丈夫です。

 

あれはパスタを直火で炒めちゃダメ。という意味です。『炒める』じゃなくて、『温める』なら大丈夫です。ソースをパスタが吸ってくれた方がいいわけですから、温めましょう。

 

コツは、パスタが鍋肌に当たってパチパチ音がしちゃダメです。炒め物のようなパチパチ音が出ないように火加減を調節しましょう。

 

残りの茹で時間2分はソースを絡めながら、塩こしょうで味を整え、待ちましょう。

f:id:yokohamakakao:20170614014201j:plain

乳化させる

この辺りで2分経つはずです、味見して麺の硬さを確認してください。硬かったらもう少し待ってもオッケーです。最後の方はお湯に浸かっていないので硬いこともあります。

 

さぁ、乳化の時間ですよ!

ここで、火を止めます!ここは本当に止めます!エキストラバージンオイルは火を通すと香りが変わるので、ここからは余熱だけでいきましょう。

 

エキストラバージンオイルを全体に回しかけます。そこに、オタマに半分くらいの量の茹で汁を加えます。ここ、茹で汁ね。小麦粉が溶けた茹で汁使ってください。お湯じゃダメですよ。

 

よくかき混ぜたら乳化完了です。

 

茹で汁を加えて味が薄くなるんじゃないかって言う方がいますが、塩が溶けているので大丈夫です。

 

さあ、比べてみて。これ乳化前。

f:id:yokohamakakao:20170614014201j:plain

 

これ乳化後。

f:id:yokohamakakao:20170614015054j:plain

テカリが出てるの分かります?これが乳化です。

 

盛り付けたら完成。

f:id:yokohamakakao:20170614010455j:plain

 

お店の味。これね、深夜1時にやってるの。太るわ!

夜食にこんなこと始めてデブ活進行中。

DJココアでした。

 

おすすめ記事はこち

yokohamakakao.hatenablog.com

yokohamakakao.hatenablog.com

 

はてなブログ 20記事ほど書いて思うこと。

どーも、ソフトクリーム大好き、DJココアです。

ツイッターこちら→横浜カカオクラブ (@yokohamakakao) | Twitter

f:id:yokohamakakao:20170607232438j:plain

いつの間にか20記事。そこまで本気で書いてきた訳ではないんですが、ちゃんと続いてはいます。

 

ブログはまず100記事書いてからスタートライン。なんて言う方もいるようなんですが。先が長い。

100って!100って!?

 

スタートラインまで5分の1も届いてない。

運動会の徒競走だったら朝ごはん食べてるところくらい。

 

全然ですねー。ところでブログをやっている方々、聞きたいことがあるんですが。

 

このブログ、20記事書かせて頂きまして、おかげさまで1日に200前後のプレビューをして頂けるくらいになったんですよ。

ただね、

読者登録が一人なの。2017.06.07現在。

これはなぜ?笑

はてなブログさん、どうゆうこと?


元々ブログってものをほとんどやったことなかったし、読むこともあまりなかったんだ、だからやり方もよくわかんなくて、他の方々が、

『読者登録100人達成しました!』

みたいなの書いてるのを見るとそうゆうものなんだと思ってた。僕もいつかそのうちゆっくりでも増えていくものなんだろうと思ってた。

あれ、どうやってるの?

 

プレビュー数で言うとどうやら、ビギナーラインは脱しているらしいんだけど。

読者登録数がうんこちゃん。

これはなに、見てるけど、嫌いってこと?
そうゆうイジメ?

 

なぜだ、、、不思議だ。僕の知らないなにかがある気がする。

DJココアでした。

おすすめ記事はこち

yokohamakakao.hatenablog.com

yokohamakakao.hatenablog.com

アップルIDを忘れた時、どうやっても思い出せない降参時はどうすればいいのか

携帯絶賛故障中。DJココアです。

ツイッターこちら→横浜カカオクラブ (@yokohamakakao) | Twitter

f:id:yokohamakakao:20170607161507j:plain

いやー、困ったわ。連絡ある方はツイッターからお願いしますね。さて、今回スマホ修理に出そうと思ったらアップルIDがなぜか入らない。これだと思ったメールアドレスとパスワードが違う。

 

ロックがかかってしまっているから、

 

アップルIDがわからないと修理ができないんですよ。

 

さぁ、困った。ネットで調べてみても、こうやったら思い出せるかもしれない、ああやったら出てくるかもしれない。

 

そうじゃなくて!もうやったの!そうゆうの!

IDがわからなくてもなんとかなる方法が知りたいのっ!

 

という降参状態。なんとかしました。
今回は勉強になりましたよ。ちゃんとなんとかなるものです。
手間はかかりましたが、複雑ではなかったです。

 

1.アイフォンを購入したショップでアイフォンの購入証明をもらいに行く。

まずはこれです。購入時貰っているはずなんですが、なかったら再発行してもらえます。身分証明書と電話番号があれば大丈夫です。

 

2.アップルサポートに電話する。

こちらが指定したメールアドレスに写真をアップロードできるリンクを送ってくれます。ここに購入証明の写真をアップロードすればいいのです。読み込んだりしなくても書類を写真で撮ったもので大丈夫です。

 

3.アップルIDが必要になる。

はい、意味わかんないですね。それがわかんないから困ってるんだよ。って状態。そうなんです。ここでリンクから写真をアップロードするのにアップルIDでログインする必要が出てきます。

 

でも大丈夫。これ、

誰のIDでもいいんです。

つまり、この証明を送るのにログインしなくちゃいけないだけなので、送るのは本人じゃなくてもいいんです。

だから、家族や友達にログインしてもらって写真をアップロードすればいいんです。

 

数日かかりますが、これでロックは解除されます。そして自分のIDやパスワードがなんだったかもわかります。これを期に変更することもできます。

 

という流れです。

いやー、手間ですね。でも意外とこれ知られてないんじゃないかと思います。
そもそもわかんなくなる僕がいけないんですね。

ではでは。DJココアでした。